『黄金千貫』は昔から芋焼酎の主原料として使われてきました。
でんぷん価が高く、蒸したときに身がほぐれ易く醸造に最適の芋です。
弊社で使用する芋はいずれも緑肥栽培で育っているため、
水分が少なく、身が締まって肉質の固いことが特長です。
『紫優』はアントシアニン、ポリフェノールを多く含む紫芋です。
外側も中身も濃い紫色で、比較的でんぷん価が高いので
酒造用に向いた芋です。
発酵中のもろみはベリー系の独特の甘い香りがします。
この芋を原料にした芋焼酎は独特の艶と色気を持つ風味に仕上がります。
『紅きらら』は契約農家と共に取り組んで生まれた品種の芋です。
黄金千貫からの変異種で、カロテンを多く含む品種です。
やや粘り気のある肉質でデンプン価は低いが、
和菓子の原料にも向く優しい甘味があります。
『ジェイレッド』はβ-カロチンを多く含む品種で、皮、身ともに
鮮やかなオレンジ色をしています。
やや水分が多く、本来はジュース用として使われており、
醸造には不向きです。しかし、この芋を原料とした焼酎は
特に独特の柔らかくフルーティな香味が現れます。